2012年 10月 10日
えーるをおくりたい
高島屋の民藝展で見つけた
奈良の栗の木の杓子
新子光さんの手によるものである

少し形は違うけれど栗の木の杓子は既に持っている
それは新子光さんの祖父に当たる新子薫さんの作られたもの
数年来使い続けており少しずつ育っているところ
一生ものの杓子だと思っている

この杓子を作っているのはもう一軒だけ
光さんは後を継ぎたいと薫さんの元で修行を始められた
前々から薫さんの体調がすぐれず引退
薫さんと光さん二人暮らしの家計は光さんの肩にかかっていたそう
薫さんは坪杓子の他にのし杓子、しゃもじ、匙なども作られていたが光さんが作れるのはまた坪杓子だけというお話を漏れ聞き
頑張って欲しいなと思っていた

民藝展の会場で薫さんがこの三月にお亡くなりになったと聞いた
そして出品されているのは光さん作の坪杓子だと

今の時点ではただ一人の最後の作り手である光さん
まだまだ若い彼のこれからを楽しみに小さな杓子をひとつ連れて帰った

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左端が光さんの坪杓子
後の三本は薫さんののし杓子
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by gonnosuke117 | 2012-10-10 22:02 | もの | Comments(0)


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