2007年 11月 01日
変わらないこと 変えないこと
久しぶりに覗いた口笛文庫さんの店先で見つけた本
お店の外にはかなり安くなった本が並んでいるのだ
掘り出し物が見つかることも多い
これも150円だった

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沢村貞子さんの「私の台所」
昭和58年2月 第15刷となっているから初版はもっと前だろう

沢村さんと言えばテレビドラマで意地悪な姑の役がうまかった女優さん
一方で沢山本も書かれていた
亡くなられてもう10年以上になろうか

一度読んでみたいと思いながら今まで機会に巡り会えなかった
更紗柄の表紙にも心惹かれて手に取った

女優業と家事をこなす日々を書いた随筆である
役者さんであったという部分は別として、それ以外は私の祖母達と殆ど変わらない 極々普通の暮らしがそこにはあった

今は「丁寧に暮らす」ということが流行言葉のように響くときすらあるけれど
この本は地に足のついた暮らしかたというものを思い起こさせるものであった

当たり前のことというものは時間が経過しても変わるものではないのだと改めて思う
沢村さんたちの明治気質にはとても叶わないけれど忘れてはいけないものをもう一度教えられたような気がしている


口笛さんには他にも沢村さんの本が並んでいた
かなり前の本でもあり無くなってはと残り2冊も再度おもむき購入
3冊で計450円
良い買い物が出来たと鼻の穴が少々膨らみ気味

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by gonnosuke117 | 2007-11-01 23:29 | おもうこと | Comments(2)
Commented by win-twins at 2007-11-03 09:52
おお gonnosuke様 その本は 現在本屋さんにある『私の台所』と違いますね という事は 初版本に近いものかも…
ちょっとした暮らしを丁寧に 日々の暮らしを心豊に
難しいです が あこがれます が 誘惑多すぎ
私も沢村氏の随筆好きです

ここ数年 物語を読みません
髄筆か ノンフィクションか 旅行記 ばかりです
なんかね虚構の物語より いろいろな人の生きざまに触れて自分に刺激を与えたいです
偏った読書ですがね
Commented by gonnosuke117 at 2007-11-03 22:47
>win-twinsさん
初版と同じ装丁なのでしょうか 他の2冊も和柄っぽい表紙です
1982年1983年初版となっています 
今野とは違うのですね では余計大切にしなければなりませんね

誘惑に負けることはしょっちゅう ほんとうに思い描くようにはいきません
けれど理想とするものがあるのと無いのとでは大きく違うように思います
沢村さんの随筆は暮らし方の目標を明確にしてくれる気がします 後は少しでも近づくこと…と気持ちは前向きです

物語 そういえば私も読むことが少なくなりました 
”いろいろな人の生きざまに触れて自分に刺激を与えたい”というwin-twinsさんと同じ気持ちなのかも知れません


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