2008年 02月 14日
定期購読しているku:nel 隔月刊なので2ヶ月が長いこと 毎回楽しみに待っている 先月二十日発売分のも包装を解くのももどかしく すぐに読み始める そしてかなり興奮してしまう 表紙に書かれた「丹波の縞」の文字 ひょっとしてとページをめくる やはり 私の生まれたところでずうっと昔に織られていた 丹波布 一時期は廃れてしまっていたのだけれど50年少し前に復興されたというもの 手紬の木綿糸をこの地域にある植物で染める 素朴なその縞柄は和にも洋にも合う不思議な魅力を持っている 我がふるさとの誇りでもある それが大好きなku:nelで取り上げられるとは とても嬉しかった 近くを通るついでに 道の駅あおがきにある丹波布伝承館に立ち寄る 実家のすぐ近くにありながら行ったことはなかった 私にとっての丹波布は近所のおばさんの家で見せてもらうものであり なんだか別物を見るようで実のところなかなか足が向かなかったのだ 派手さはないけれど丹波布に対する思いが伝わるような展示だった 奥の部屋では伝承教室の方だろうか織機に向かわれていた そのカタンカタンという音のみが響く静かな館内をゆっくり見て回る ここでは丹波布を使った作品を買うことも出来る 丹波布を織られるという母の友人の方によれば 伝承館で売って貰えるというのが一つのステイタスになるくらいここでの販売の基準は厳しいのだとか 単なるお土産品としてしまわないところにもこの布を大切にしていこうとする思いを感じた そこで見つけたのは 織った後の端の糸(名前は失念) お代100円也 廃材と言えば廃材なのだけれど これももちろん手紬自然染料の糸であるのだから糸の形状を成すまでにかなり手間の要ったものであることは確か この糸でどんな柄が織られたのだろうとか 木綿やリネンの小物のアクセントのステッチに使ってみたら可愛いかなとか このひと束を眺めながら色々な思いを巡らせる お昼ご飯は道の駅の手延べ二八そば 太めでコシもあり美味しかった ザル大盛りで750円はお値打ち
by gonnosuke117
| 2008-02-14 23:53
| ぬの
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